味のある佇まい、癒しの住空間、昔から受け継がれてきた大工匠。
そんな日本の古民家に魅せられて、ブログを作成してみました。
わたしも日本の伝統的な古民家を世田谷に再生移築して住みたいものです。

2014年08月01日

渡辺泉氏住宅(山梨県南都留群)

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渡辺泉氏住宅 外観



母屋の現状は、妻の上部を小さな入母屋の茅葺兜作り屋根とし、大棟に換気の箱棟を付けた桁行九間半、梁行五間一尺の規模である。
いまの間取りは床上部分の表側から左の妻側にかけてザシキ・ゼイサ・オクンゼイサを配し、ザシキの裏に一間幅のヘヤと土間(デードコロ)に張り出した広いカッテバがある。
しかし改築に際して西側の二室(ゼイサ・オクンゼイサ)を改造し、ザシキ・ヘヤ・カッテバも組み替えられた。
また、藤次の大黒柱の梁行の柱通には、前のほうから三尺−六尺の四間の割付で柱がたち、ザシキとヘヤの境には一間の押板があるが、以前のヘヤの幅は二間らしい。
柱の仕上は、ゼイサとオクンゼイサを鉋とするほかは手斧(ちょうな)仕上だが、 大黒柱を一尺四寸、その前後のものは八寸弱、ザシキ内部の柱は八寸から七寸弱とするなど、かつての木組を誇ったころの傾向がのこされている。
以上のことなどからみて、現建物の建築年代は十八世紀後半と推定され、この地域における大型農家の一代表的遺構といえる。



住 所 :山梨県南都留郡忍野村265 榛の木林民俗資料館
TEL  : 0555(84)2587

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渡辺泉氏住宅 内観



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渡辺泉氏住宅 内観


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旧宮下家住宅(山梨県富士吉田市)

旧宮下家住宅(山梨県富士吉田市)

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旧宮下家住宅 外観



宮下家は富士吉田市小原の農家で、東側の丘陵を控えて主屋を構え、屋号をニイエという。宝永年間(1704〜1710年)の分屋といわれ、江戸時代には小明見村の名主を交替で勤めた家柄と伝える。昭和57年(1982年)に調査を実施した際に宮下家を文化財的な価値の高い古民家として確認する。翌58年(1983年)、台風により同家の裏山が崩壊し、床上浸水の災害を被ったために解体のやむなきに至った。そこで、緊急に県と市の調査が行われた。さらに宮下家住宅調査団による本格的な調査が実施された。さらに宮下家住宅調査団による本格的な調査が実施された。同年12月7日山梨県文化財(建造物)に指定、市へ寄付された。翌年1月解体工事に着手し、3月末に完了。平成元年(1985年)11月に市郷土館敷地内において移築、修理工事に着手し、翌平成2年(1990年)6月に竣工する。

母屋の規模は桁行八間、梁行四間半である。当初柱の保存がきわめてよく、失われた当初柱は外廻りで六本、内部で二本にすぎず、また、上部の梁組はほぼ完全に残っている。建築年代は、間取りの形式、外廻りの閉鎖的な構え、低い柱の高さ、密にたつ内部の柱配置、梁組と構法性質などから、十八世紀初期ないしそれをやや遡る時期と推定され、この時期の民家としてほぼ完全に復元できる点で重要な価値が認められる。

外観は著しく建ちが低く、また、座敷の表構えが格子付の腰高窓となり、東妻側二室の表構も腰高窓と袖壁付きの引違戸に復される。このような低い建ちと閉鎖的な外廻りの構えは古民家特有のものである。屋根は破風の小さな入母屋造である。

間取は西側三間半を土間(ダイドコロ)、東側四間半を床上とし、床上の表側梁行三間を十五畳大のザシキ、十畳大のデエサとその前部の式台、床上の裏側梁行一間半を共に六畳大のヘヤ・オクンデエとする。この間取で注目されるのは、土間後部に張出す傷まの勝手が狭く、江戸時代後期に一般的な都留郡民家の間取が成立する前段階の形式を示すことである。

構造は、側廻りから半間内側を上屋にとる構成で、土間妻側の半間内側と床上部分の待仕切には六尺または三尺間隔で上屋柱がたち、柱が密にたつ古民家の構造の特色をよく示す。梁組は曲り梁を縦横に組む構造で梁材には二つ割を用いたものもあり、また、側柱の頭を細い桁でつないで、その上に梁をかける京呂組の構法を用いるのは比較的進んだ構法である。屋根裏は合掌を組み、両端の合掌だけ棟束でうける。また、柱は側柱に杉と栂、内部に栂と黷ネどを用い、その仕上げはデエサの一群とオクンデエに鉋をかけるほか、すべて手斧仕上げである。

上記のように、当住宅は都留郡古民家として年代も古く、保存も良好で、他との比較の上で基準となる重要な民家である。



富士吉田市指定文化財 旧宮下家住宅

所在地:山梨県富士吉田市上吉田2288-1 富士吉田市歴史民俗博物館内
開館時間:午前9:30-午後5:00 入館は午後4:30まで


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旧宮下家住宅 外観



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旧宮下家住宅 外観



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旧宮下家住宅 内観



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posted by サカケン at 12:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 山梨県

2014年07月30日

旧武藤住宅(山梨県富士吉田市)

旧武藤住宅(山梨県富士吉田市)

旧武蔵住宅
旧武藤住宅 外観



武藤氏の本家といわれる旧家で、富士吉田市内下吉田東町(森)に建てられたものであるが、その時期については棟札(むねふだ)等が見つからないので定かではない。

しかしながら、構造形式及び柱などの痕跡から推定すると江戸時代の寛文・延宝年間(1661年〜1679年)に建てられたものと考えられる。

建坪は154.83u(約47坪)で、当時の農家としては比較的大きいものであり、富士北麓のきびしい自然のなかで生きぬいてきた祖先のくらしの様子を知るうえで貴重な資料である。

昭和57年10月2日現在地に移転復元着工し同58年3月30日竣工した。構造形式は木造平屋建入母屋茅葺である。

富士吉田市教育委員会



富士吉田市指定文化財 旧武藤住宅(農家)

所在地:山梨県富士吉田市上吉田2288-1 富士吉田市歴史民俗博物館内
開館時間:午前9:30-午後5:00 入館は午後4:30まで


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旧武藤住宅 内観

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旧武藤住宅 内観


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